To our dear friens and fans around the world

親愛なる世界中の友人、そしてファンの皆様へ
このメッセージを書くのに時間がかかってしまって申し訳ありません。お待たせするつもりはなかったのですが、時間をかけるだけの思いがあったのです。
私たちは今、ベルリンにある小さなカフェにいます。おいしいコーヒーを飲みながら、どんな風に私たちの気持ちを言葉にしようかと話し合っているところです。
ほとんどの方は私たちのキャリア、そして解散について既にご存じだと思います。人生とは予測することができない美しいものです。
もう一緒にスケートをしないと決めるのは大変なことでした。そしてその理由は、いくつかの記事に書かれた「練習場所について」ではないことをはっきりさせておきます。
この決断は決して簡単なものではありませんでしたし、多くの皆さんをがっかりさせてしまうことも承知の上でのものです。私たちにとって、それぞれのキャリアを前進させるべきときがきたのです。ステファノはまだはっきりとは決めていませんが、ターニャは大学の勉強に集中し、ベルリンでコーチとしての活動を始めたいと考えています。前に進む私たちに期待をして下さい。もちろん、私たちはこれからもお互いにあらゆることで協力していこうと思っています。
今でも最初に会った日のことをまるで昨日のことのように思い出します。ただただ夢と希望に満ちあふれていました。それから4年が経ち、一緒にやってきたことを、そして何よりお互いのことを誇りに思います。
私たちは最大の夢を叶えることができました。それは全ての子供たちの夢、2人の小さなアイスダンサーの夢でもあった『五輪出場』です。
競技を続ける中で壁にぶつからないカップルはほとんどいません。私たちも色々なことを経て、互いに理解を深めてきました。私たちのスポーツは2人で成り立つもので、互いの関係が良くも悪くも結果に影響します。しかし、そうした中でも、周囲の素晴らしい方々のおかげでいつも前に進む道を見つけることができました。
アスリートのキャリアは単純に外から見えるものだけではありません。ほとんど休む間もなく世界中を旅することは素晴らしいことです。しかしそれは同時に、家、家族、友人、恋人と離れなければいけないということでもあり、全く気楽な旅というわけにはいかないのです。いつでも出発することができるように荷物を準備しておくことは、「普通の生活」をあきらめなければいけないということにもなるわけです。
アスリートになるためには目的を達成するために柔軟にならなければいけません。自身の技術を大切にし、ゴールへ到達するために犠牲を払うこともいとわないようにならなければいけないのです。人生において、予測できないカーブボールが不意に投げられることはよくあります。家族の危機、金銭の不足、怪我、その他個人的なことなど様々です。前進するためにはバットをふるしかありません。
しかし、他の多くのことと同じように、これ以上の犠牲を払うことはできないと思うときがきます。そして別の道に進むときがきたと考えるわけです。
私たちは五輪出場の経験を、いつも支え、見守ってくれた家族に捧げます。朝4時半からの練習に連れて行ってくれた私たちの両親は、多くの犠牲を払って応援してくれました。それから、いつも応援してくれた世界中の友人たち。共に道を歩んで下さったコーチ陣。ドイツ、イタリア、そしてハンガリーから応援してくれた親族。幼いときからの友人や先生。チームメート。私たちの学校、家族、国。全ての皆さんへ。
この4年間、サポートをしていただいたドイツスケート連盟(DEU)に感謝します。特にスポーツディレクターのUdo Dönsdorf氏、事務官のSilke Köhler氏にはお世話になりました。ソチ五輪代表選出という大きな機会を与えて下さったドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)にも感謝しています。それから、私たちのコーチ陣であるマーティン・スコットニッキー、レネ・ローゼ、マシュー・ゲイツ、イーゴリ・ルカニン、ユタ・ドイチュラント、コッラード・ジョルダーニ、イーゴリ・シュピルバンドの各氏、そして特にメインコーチのバーバラ・フーザル・ポリ氏には感謝しています。彼女の助けや経験がなければ、4年間のキャリアを満たす全ての結果を得ることはできなかったでしょう。また、チームメートのシャルレーヌとマルコ、ペルネルとロイドの2組にも感謝しています。彼らのおかげで日々のモチベーションを上げることができました。
ステファノを市民として(兵士としても)愛をもって認めて下さったドイツに、そしてそのために協力をいただいた全ての皆さんに感謝します。それから、ベルリンのオリンピック強化センター(OSP)にも、特にCornelia Leukert氏とReinhard Ketterer氏には感謝しています。
以上のように、数年に渡っていつも私たちを支え、励まし、そしてこの難しい決断に賛同していただいた全ての皆さんに「ありがとう」とお伝えしたいです。皆さんからの愛を感じ、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
何事にも変えられない、素晴らしい経験でした。
皆さんは世界で最高のファンです。
愛を込めて
ターニャ&ステファノ
このメッセージを書くのに時間がかかってしまって申し訳ありません。お待たせするつもりはなかったのですが、時間をかけるだけの思いがあったのです。
私たちは今、ベルリンにある小さなカフェにいます。おいしいコーヒーを飲みながら、どんな風に私たちの気持ちを言葉にしようかと話し合っているところです。
ほとんどの方は私たちのキャリア、そして解散について既にご存じだと思います。人生とは予測することができない美しいものです。
もう一緒にスケートをしないと決めるのは大変なことでした。そしてその理由は、いくつかの記事に書かれた「練習場所について」ではないことをはっきりさせておきます。
この決断は決して簡単なものではありませんでしたし、多くの皆さんをがっかりさせてしまうことも承知の上でのものです。私たちにとって、それぞれのキャリアを前進させるべきときがきたのです。ステファノはまだはっきりとは決めていませんが、ターニャは大学の勉強に集中し、ベルリンでコーチとしての活動を始めたいと考えています。前に進む私たちに期待をして下さい。もちろん、私たちはこれからもお互いにあらゆることで協力していこうと思っています。
今でも最初に会った日のことをまるで昨日のことのように思い出します。ただただ夢と希望に満ちあふれていました。それから4年が経ち、一緒にやってきたことを、そして何よりお互いのことを誇りに思います。
私たちは最大の夢を叶えることができました。それは全ての子供たちの夢、2人の小さなアイスダンサーの夢でもあった『五輪出場』です。
競技を続ける中で壁にぶつからないカップルはほとんどいません。私たちも色々なことを経て、互いに理解を深めてきました。私たちのスポーツは2人で成り立つもので、互いの関係が良くも悪くも結果に影響します。しかし、そうした中でも、周囲の素晴らしい方々のおかげでいつも前に進む道を見つけることができました。
アスリートのキャリアは単純に外から見えるものだけではありません。ほとんど休む間もなく世界中を旅することは素晴らしいことです。しかしそれは同時に、家、家族、友人、恋人と離れなければいけないということでもあり、全く気楽な旅というわけにはいかないのです。いつでも出発することができるように荷物を準備しておくことは、「普通の生活」をあきらめなければいけないということにもなるわけです。
アスリートになるためには目的を達成するために柔軟にならなければいけません。自身の技術を大切にし、ゴールへ到達するために犠牲を払うこともいとわないようにならなければいけないのです。人生において、予測できないカーブボールが不意に投げられることはよくあります。家族の危機、金銭の不足、怪我、その他個人的なことなど様々です。前進するためにはバットをふるしかありません。
しかし、他の多くのことと同じように、これ以上の犠牲を払うことはできないと思うときがきます。そして別の道に進むときがきたと考えるわけです。
私たちは五輪出場の経験を、いつも支え、見守ってくれた家族に捧げます。朝4時半からの練習に連れて行ってくれた私たちの両親は、多くの犠牲を払って応援してくれました。それから、いつも応援してくれた世界中の友人たち。共に道を歩んで下さったコーチ陣。ドイツ、イタリア、そしてハンガリーから応援してくれた親族。幼いときからの友人や先生。チームメート。私たちの学校、家族、国。全ての皆さんへ。
この4年間、サポートをしていただいたドイツスケート連盟(DEU)に感謝します。特にスポーツディレクターのUdo Dönsdorf氏、事務官のSilke Köhler氏にはお世話になりました。ソチ五輪代表選出という大きな機会を与えて下さったドイツオリンピックスポーツ連盟(DOSB)にも感謝しています。それから、私たちのコーチ陣であるマーティン・スコットニッキー、レネ・ローゼ、マシュー・ゲイツ、イーゴリ・ルカニン、ユタ・ドイチュラント、コッラード・ジョルダーニ、イーゴリ・シュピルバンドの各氏、そして特にメインコーチのバーバラ・フーザル・ポリ氏には感謝しています。彼女の助けや経験がなければ、4年間のキャリアを満たす全ての結果を得ることはできなかったでしょう。また、チームメートのシャルレーヌとマルコ、ペルネルとロイドの2組にも感謝しています。彼らのおかげで日々のモチベーションを上げることができました。
ステファノを市民として(兵士としても)愛をもって認めて下さったドイツに、そしてそのために協力をいただいた全ての皆さんに感謝します。それから、ベルリンのオリンピック強化センター(OSP)にも、特にCornelia Leukert氏とReinhard Ketterer氏には感謝しています。
以上のように、数年に渡っていつも私たちを支え、励まし、そしてこの難しい決断に賛同していただいた全ての皆さんに「ありがとう」とお伝えしたいです。皆さんからの愛を感じ、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
何事にも変えられない、素晴らしい経験でした。
皆さんは世界で最高のファンです。
愛を込めて
ターニャ&ステファノ